株式用語説明

権利確定日、権利付最終日、権利落ち日を詳しく知りたい!結局株はいつまでに買えばよいの?

権利確定日、権利付最終日、権利落ち日の要約

優待や配当の権利が確定するのが「権利確定日」

優待や配当の権利を得るために買える最終日が「権利付最終日」

優待や配当の権利を得たので売っても大丈夫な日が「権利落ち日」

こんにちは、優待大好きまさるです。株の取引には専門用語がいっぱい出てきて悩んじゃいますよね。知っていないと困るものを中心に紹介していきますので楽しみにしていてください。今回紹介するのも、絶対理解しておきたい専門用語です。

さて、そんな絶対理解しておきたい用語は「権利確定日、権利付最終日、権利落ち日」です。…権利と名前が付くものが三種類も並んでいて「これって結局何が違うの?」って思っちゃいますよね。

しかし、これを正しく理解しておかないとせっかく株主優待を期待して必要な株を買ったのに、株主優待や配当が貰えなかった!という事が起こってしまうかもしれません。

また、逆に株主としての権利が確定していると思って持っている株を売却したら、実はまだ売ってよいタイミングではなくやはり株主優待や配当が貰えなかった!という事も起こってしまうかもしれません。

それでは、はじ株の中で使っている画像を使い、ちゃんと株主としての権利を獲得して株主優待や配当を貰うために、それぞれの言葉の違いを説明していきます。

権利確定日とは?

権利確定日の説明

権利確定日は企業が株主を株主名簿に掲載し、まさに「ここに掲載されている人たちが当社の株主です!」と確定する日です。画像にあるようにこの場合は3月末日を指します。

この日に株主優待や配当を貰うために必要な株を買ったら良さそうなのですが、実は権利確定日に株を購入しても遅いのです。

先ほど言ったように、権利確定日には企業が株主を株主名簿に掲載しなければいけないので、この日に掲載したいのに、この日の売買した分までを含めることは出来ませんよね。

という事で、権利確定日とは「株主が株主名簿に載って株主の権利が確定する日」であって、株主の権利を得るためにはこの日より前に株を保有していないといけないわけです。

そして、その株主として権利を得るために株を購入する締切日が次に紹介する「権利付最終日」になります。

権利付最終日(権利付最終売買日)とは?

権利付き最終日の説明

権利付最終日とは、権利確定日に株主としての権利を確定してもらうために株を購入できる最終の日になります。画像にあるようにこの場合は2022年3月29日を指します。

わかりやすくいってしまえば、この日の大引け(売買できる終わりの時間)までに必要な株を買ったら株主の権利が貰えます。という事です。

権利確定日より2営業日前が、この権利付最終日になります。2日前ではなく2営業日前なことに注意してください。土日祝などを挟むと思わぬ日が権利付最終日になるときがあります。

はじ株(当サイト)では今年度の権利確定日も権利付最終日も銘柄紹介のページに載せていますので是非参考にして下さい。

権利付最終日が株主の権利を得るための日なので、つまり翌営業日となる日は株を売却しても株主としての権利を得たまま。という事になります。それが最後に紹介する「権利落ち日」です。

権利落ち日とは?

権利落ち日の説明

権利落ち日とは、1営業日前の権利付最終日をもって株主の権利を得る締め切りが過ぎたので、この日に購入しても、株主としての権利を直近の権利確定日で得ることは出来ない日になります。(次回以降の権利付最終日まで保有し続ければ、次回以降の株主の権利は得られますが、早くて半年後、通常は一年後なので、株主優待や配当狙いの購入はよく考えたほうが良いと思います。)

画像にあるようにこの場合は2022年3月30日を指します。

わかりやすくいってしまえば、締め切り過ぎたから今買っても今回の株主の権利は貰えないよ。権利付最終日に買った株は売っても大丈夫だよ。という事です。

権利落ち日は権利付最終日の翌営業日、権利確定日の1営業日前になります。

ここも翌日、前日ではなく営業日で計算するので土日祝を挟むと思わぬ日が権利落ち日になることがあります。

はじ株(当サイト)では今年度の権利確定日も権利付最終日も権利落ち日も銘柄紹介のページに載せていますので是非参考にして下さい。

以上が権利確定日、権利付最終日、権利落ち日の説明になります。

権利確定日、権利付最終日、権利落ち日のまとめ

最後に簡単にまとめてみます。

結局株主の権利を得るにはいつ買っていつ売るか?

権利確定日のまとめ

買うなら「権利付最終日」までに
売るなら「権利落ち日」かそれ以降に
気にしなくても大丈夫なのが「権利確定日」

さらに、株主の権利を得たいだけ(値上がりとか値下がり、保有し続けたいなどの事情は考慮しない)なら

権利付最終日までに、必要な株数を購入し(多くは100株)、権利落ち日に売却する。

こうなります。(ちなみにこの買い方を推奨しているわけではありません。)

三つとも「権利」という単語がついて紛らわしいですが、間違えないように覚えて、楽しい株主ライフを満喫していきましょう!

とにもかくにも証券口座を開設しないことには何も始まりません。開設しただけではお金もかからないので、いつあなたが欲しい株主優待が出来てもいいように、またその株を権利付き最終日に購入が間に合うように購入するためにも今すぐ証券口座を開設しておきましょう。